
お客様から日々いただく声を新製品の開発に活かしています
K.Nさん
入社した経緯を教えてください。
入社のきっかけは、ハローワークからの紹介でした。私は以前ダイオキシンやアスベストの分析などを手がける企業に勤めていたのですが、ケミカル山本の面接に行ってびっくりしたんです。ケミカル山本はその分析会社のお客様で、しかも同社のOBが複数勤めており、面接の場で顔見知りの方々に囲まれるという(笑)。しかも前職場で作っていた製品を開発した人が創業者の山本正登会長だったと知り、これ以上ないご縁を感じました。
転職者には即戦力を求める企業が多い中、ステンレス業界未経験の私をあたたかく迎え入れてくださいました。
仕事内容を教えてください。
「シンクの水垢やステンレスの黒ずみを除去できないか?」「製品を上手く使えないんだけどどうしたらいい?」といった問い合わせに対して社内で検証試験を行い、報告書を作成するのが主な業務です。問い合わせ窓口も担当しており、電話でいただいた質問などに回答しています。
また全国各地で開催される展示会に出展し、ブースで製品の紹介をしています。展示会は、非常にたくさんの「現場の声」を直接聞ける貴重な機会。受け取った要望や困りごとを社内で共有し、新製品の開発に活かしています。ちなみに現在は、特殊な素材用の電解液を開発している最中です。薬剤の配合はもちろん、誰でも簡単に使える操作性にも配慮しながらの製品づくりは難しいですが、やりがいがあります。
展示会の関連業務として、チラシやパンフレット作成などの広報も担当しています。先日はマンガ版の製品紹介パンフレットを作りました。製品のしくみや用途などを絵で伝えたらわかりやすいかなと。とはいえ、マンガを描くのはまったく初めての経験。どんなことにもチャレンジさせてくれる社風だからこそ取り組めたように思いますね。描き上げるのは大変でしたけど(笑)。
仕事で楽しいと感じることは?
知らなかったことを知る、そこに楽しさを感じます。ステンレスの種類って本当に幅広いんですよ。クロムやニッケルなどの比率によって種類が変わり、種類が違えばもちろん特性もそれぞれ異なりますし、表面仕上げの状態によっても焼け取りのアプローチは変わってきます。入社9年目ですが、まだまだ初めて聞く鋼種があり、その都度勉強しています。そんな風に新しい知識を取り入れ、お客様の困りごとを解決して「ありがとう」と言っていただけたときはすごく嬉しいです。
仕事で印象に残っていることは?
当社はステンレスの焼け取りがメインですが、アルミの汚れ取りのご依頼を受けたことがありました。10年ほど蓄積した水垢のような汚れが、お客様のほうではどうしても取れなかったそうです。先輩のアドバイスを参考にさまざまな薬剤を使い、3カ月間実験を繰り返しました。その結果、9年目にして初めて使用したレアな薬剤が効果を発揮し、ついに除去することができたんです。「この薬剤ってこういうときに使うんだ!」と身をもって知ることができ、お客様に「この汚れが取れるなんて!」ととても喜んでいただけたことが印象に残っていますね。
ケミカル山本で働き続ける理由を教えてください。
堅苦しさがなく、自由度の高い会社だからです。「新しいことはどんどんやってみて!」と会社が背中を押してくれるから、よし、チャレンジしてみようかなという気持ちになれますね。新製品の開発や新たな広報物の作成などに取り組むとき、いつもヒントになるのはお客様の声や、自分がやってきた実験です。普段の仕事の中にチャレンジの種がたくさんあるんですよね。また、お客様から「ケミカル山本の商品は良いね」という声をいただくと励みになりますし、もっと良いものを作ろうと力が湧いてきます。
「チームケミ山」でのご自身の役割は何だと思いますか?
日々の問い合わせ対応や展示会出展で生まれたお客様との繋がりを、会社の「起爆剤」にしていくことが私の役割かなと考えています。リアルなニーズを取り入れた製品を生み出したり、営業チームと連携してお客様とさらに密な関係を築いたりすることで顧客満足度に貢献し、会社の成長にもなればと思っています。ユーザーとやりとりする上ではやはり営業チームの協力が欠かせませんが、「いつでも頼ってね」と言ってもらえて助かっています。私も専門知識を活かし、他部署の方々をサポートすることを心がけています。
10年後のケミカル山本はどうなっていたいですか?
私はケミカル山本のあたたかな雰囲気を、より多くの人に味わってもらいたくて。10年後は今よりも社員が増え、いろんな人と接点を持って、もっと大きな会社に成長していたらいいなと思いますね。そのためには新事業を起こすことが必要だと、会社全体でアイディアを出し合っている最中です。例えばステンレス以外の素材を扱ったり、カフェやパン屋などまったくの異業種を始めたり…。チャレンジする人を全力でバックアップしてくれる会社だから、何だってできるんじゃないかなと感じています。
個人的には今後、「ケミ山の体力づくり」を目的に法律関係の整備を進めていきたいです。化学物質による労働災害を防ぐために労働安全衛生法が一部改正され、最近は社内外から法律関係の問い合わせが増えているんです。疑問点にわかりやすく答えたいですし、社内研修も必要になるだろうと考えています。素材や薬剤の知識だけでなく法律関係もカバーしていくことで、「何かあったらケミカル山本に聞いてみよう」と頼ってもらえる存在になりたいですね。
休日は何をしていますか?
ずばり、推し活です。20年前から大好きなバンド・Chicago Poodleを追っかけているうちにスタッフとして関わるようになり、メンバーと一緒に打ち合わせをするだけでなく、全国ツアーに帯同することも。土日祝が休みで有給休暇も取りやすいケミ山は、推し活も満喫できます!
先輩の一日
【午前中】
ミーティング
電話やメールでの問い合わせに対応
開発試験
【午後】
検証試験
報告書作成、発送
SDS(安全データシート)の発行
該非判定書や不使用証明書の発行依頼があれば作成・発行
↓
だいたい定時に退社